はじめてでも簡単!株の確定申告の方法と確定申告書の書き方

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株式投資で利益が出た場合、証券会社の口座によっては確定申告をする必要があります。また、確定申告が必須でなくても損が出た場合には確定申告をした方が得な場合があります。

ですが、株式投資の初心者の方やサラリーマンで確定申告をされた事が無い方は、確定申告のやり方が全く分からない方も多いのではないでしょうか。また、年に一度しかないので何年か株式投資をされている方でもやり方を忘れてしまった方も多いかと思います。

そこで今回は「株の確定申告の方法と確定申告書の書き方」についてまとめました。実は確定申告書は自分でもインターネットで簡単に作成することができます。初めて確定申告をされる方でも分かるように実際の画面を使いながら丁寧に解説します。

今回の記事を読めば、確定申告の方法と確定申告書の書き方を簡単に理解することができます。今回の記事を見ながらぜひ確定申告をやってみてください。また、今回は自分で確定申告をする方法をご紹介していますが、税理士に任せる場合は税理士ドットコムから探すこともできます。
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①まずはここから理解しよう!株式投資と確定申告

2015年の株式投資の成果はいかがでしたか?儲かった方も存した方もいらっしゃると思いますが、株式売買や配当金などで利益が出た場合には、税金を支払わなくてはいけません。

2015年分の確定申告を行う期間は2016年2月15日(月)から3月15日(火)で、この期間に「株式等の譲渡所得等の申告(確定申告)」をする必要があります。今回の記事では、株式投資にかかる確定申告書の方法と確定申告書の書き方について解説します。

そもそも確定申告って何?

サラリーマンの方は確定申告をされた機会が無い方が多いのではないかと思います。確定申告の定義は下の通りです。

個人が、その年1月1日から12月31日までを課税期間として、その期間内の収入・支出、医療費や寄付、扶養家族状況などから所得を計算した申告書を税務署へ提出し、納付すべき所得税額を確定することWikipedia「確定申告」より https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A2%BA%E5%AE%9A%E7%94%B3%E5%91%8A

簡単にいえば所得税を自分で計算して納税額を確定するということなのですが、会社が代わりに計算して納税してくれているので、サラリーマンの方には馴染みがないのです。

どんな人が確定申告するの?

個人投資家の方は証券会社に口座を開いた際に「口座の種類」を選んでいます。口座の種類には、

  1. 源泉徴収ありの特定口座 
  2. 源泉徴収なしの特定口座 
  3. 一般口座

の3種類あります。

源泉徴収ありの特定口座の方

源泉徴収ありの特定口座の方は、株式投資で利益が出ても確定申告をする必要はありません。なぜかと言うと、株式投資で利益が出た時に証券会社により利益の20%を税金として差し引かれているからです。

ただし、源泉徴収ありの特定口座を選んだ方でも、株式投資で損が出たら確定申告を行った方がいい場合があります。なぜなら、「損益通算」(株式投資における複数の取引の利益と損失を相殺すること)や、「繰越控除」(3年間にわたって損失を繰り越して利益が出た場合に相殺すること)により、節税できる可能性があるからです。

源泉徴収なしの特定口座もしくは一般口座

源泉徴収なしの特定口座もしくは一般口座の方は確定申告を行って納税額を確定する必要があります。今回の記事では、主に「源泉徴収なしの特定口座」で株式投資を行っている方を中心に解説します。

証券会社の口座と確定申告についてまとめると、「源泉徴収なしの特定口座もしくは一般口座」を選んだ方が、確定申告を行わなくてはならず、「源泉徴収ありの特定口座」の方はしなくても良いがした方が良い場合があるということになります。

②準備しよう!株式投資における確定申告の方法と必要な物

株式投資における確定申告の方法と準備に必要な物について解説します。

インターネットで確定申告書を作成する

確定申告は決められた用紙に必要な情報を自分で記入していき、必要な納税額を確定し税務署に申告するという流れで行います。この確定申告書類は各地の税務署に置いてありますが、インターネット上で作成・印刷できる公的サービスがあります。今回の記事ではこちらを利用して解説していきます。
※e-Taxという申告そのものをインターネットで完結する仕組みもあります。

国税庁「所得税(確定申告書等作成コーナー)」 https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/kakutei.htm

確定申告に必要な物を準備する

確定申告に必要なものは、株式投資に関する情報と給与などに関する情報です。

株式投資に関する情報

株式投資における確定申告に必要なものは、証券会社から送られてくる「年間取引報告書」です。これには、確定申告書に記載する情報である「年間の総収入金額」「総取得価額および所得又は損失の額」「信用の別」などが記載されています。

特定口座年間取引報告書

ただし、「年間取引報告書」は前述の「特定口座」を選んだ方のみに発行されます。「一般口座」を選んだ方は、取引履歴などから自分で作成する必要があります。
※おそらく株式投資の初心者の方は「一般口座」を選んでいる方は少ないと思います。

給与などに関する情報

確定申告時には、給与所得など(あれば不動産投資による所得など)の情報も必要になります。サラリーマンの方であれば、会社から渡される「源泉徴収票」に必要な情報がすべて入っています。

源泉徴収票

③プロセスごとに解説!確定申告書の作成方法

ここでは、国税庁「確定申告書等作成コーナー」を利用して、確定申告書の作成方法について解説していきます。

国税庁「所得税(確定申告書等作成コーナー)」 https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/kakutei.htm

上のURLから下の図の画面に移ります。上の赤丸で囲った部分から、「確定申告書等作成コーナー」に移動します。なお、下の緑丸で囲った部分では、国税庁が確定申告に必要な知識や情報を解説しています。わからない所があればこちらも参考にしてください。

確定申告書作成コーナー

トップ画面

「確定申告書作成コーナー」は下の図のような画面になります。

確定申告書作成コーナー

赤丸で囲った部分の「申告書・決算書 収支内訳書等 作成開始」をクリックします。なお、下にある「作成再開」や「過去の年分のデータ利用」からは、途中まで作成したデータを読み込んで続きを作成したり、過去の年度の確定申告書データを使って確定申告書を作成したりすることもできます。

確定申告書作成コーナー

今回はe-Taxを利用せず、確定申告書を作成・印刷して確定申告を行いますので右の「書面提出」をクリックします。

利用環境の確認画面

利用環境の確認画面では、パソコンとソフトウェア・プリンタの設定・利用規約を確認します。

利用環境の確認

図の緑丸で囲った部分からそれぞれの項目を確認し、赤丸で囲った部分にチェックを入れましょう。3箇所チェックを入れ終わったら、画面をスクロールし右下の「事前準備終了 次へ」というところから次の画面に移ります。

作成する申告書等の選択画面

次に、作成する書類を選択します。

書類選択

株式投資の確定申告書は「平成27年分 所得税の確定申告書作成コーナー」で作成しますので、赤丸で囲った部分の「所得税コーナー」から次の画面に移ります。

入力方法選択

次に、入力方法を選択します。

入力方法選択

ここでは、株式投資による所得と給与所得などを申告するため、真ん中の「左記以外の所得のある方(全ての所得対応)」の「作成開始」をクリックします。

申告書の作成をはじめる前に

今回は、e-Taxではなく確定申告書を作成印刷して税務署に提出する方法で確定申告を行いますので、そちらにチェックを入れます(すでにチェックが入っていると思います)。

申告書の作成をはじめる前に

画面を下にスクロールし、申告の種類・生年月日・入力フォームを確認します。普通のサラリーマンの方は、生年月日だけ入力(赤丸で囲った部分)すればOKです。

申告書の作成をはじめる前に

※「税務署から青色申告の承認を得ている」方は申告の種類にチェックを入れます。これは、普通のサラリーマンの方はチェックを入れる必要はありません。副業をしていたり、不動産所得がすでにあり確定申告をしている人が対象になります。
※「入力フォーム」は以前から確定申告をされている方で、紙ベースの確定申告書のフォームで入力した方がやりやすい方はチェックしてください。はじめて確定申告をする方は必要ありません。

収入金額・所得金額入力

この画面では、あなたの収入や所得区分を選択し金額を入力していきます。ここでは、「総合課税の所得」の「給与所得」と、「分離課税の所得」の「株式等の譲渡所得等」「上場株式等に係る配当所得」を入力することになります。

給与所得入力 株式所得入力

※副業による事業所得や不動産投資による所得などがある場合は、そちらにも入力する必要があります。普通のサラリーマンの方は無いと思うので、今回は割愛します。

給与所得

続いて給与所得についての情報を入力します。サラリーマンの方は会社から貰った源泉徴収票を見ながらひとつひとつ入力していきます。

左上の「源泉徴収票の見本を表示する」をクリックすると、下の画像のような「源泉徴収票」の見本が出てきます。

源泉徴収票

この源泉徴収票で色がついている部分が、入力画面の該当部分の色と同じ色がついていますので、見比べながら入力するといいでしょう。なお、この部分は人によって入力する項目が異なってきます。一般的には「支払金額」「源泉徴収額」「生命保険料の控除額」「配偶者の有無」「会社名や住所」などを入力します。

入力したら、右下の「入力終了(次へ)」をクリックします。一度「収入金額・所得金額入力」の画面に戻ります。給与所得の欄には入力した給与所得金額が自動入力されますので内容を確認し、「株式等の譲渡所得等」をクリックします。

株式等の譲渡所得等((取引区分の選択)

ここでは、「株式等に係る譲渡所得等の金額の計算明細書」を作成するか、「株式等に係る譲渡所得等の金額の計算明細書」を既に作成済み(計算結果入力)かを選択します。

取引区分の選択

「株式等に係る譲渡所得等の金額の計算明細書」ですが、一般口座の方は取引履歴を追いながら自力で作成する必要があります。そのため、下の「株式等に係る譲渡所得等の金額の計算明細書」を既に作成済み(計算結果入力)かを選択します。

特定口座の方は、証券会社から送付される「年間取引報告書」を元に入力していきますので、上の『「株式等に係る譲渡所得等の金額の計算明細書」を作成する』を選んでください。

口座の種類を入力

上の『「株式等に係る譲渡所得等の金額の計算明細書」を作成する』を選ぶと、下の図のような口座の種類を選択する画面が出てきます。

口座の種類を入力

今回は源泉徴収なし特定口座のケースで説明しますので「特定口座( 簡易申告口座 )の取引がある」を選択して下さい。
※源泉徴収あり特定口座あるいは一般口座の方は、それぞれの箇所をチェックして下さい。

また前年度の繰越控除がある場合にはその箇所にもチェックを入れておきます。はじめて確定申告をする場合は、「いいえ」をチェックします。
※前年の繰越控除を行う場合には前年分の確定申告も必要です。

株式等の譲渡所得等(特定口座・簡易分取引)

この画面では、証券会社から送付された「年間取引報告書」をもとに必要事項を入力していきます。

株式等の譲渡所得等

入力する項目は、

  1. 譲渡の対価の額(収入金額)「一般上場分」「特定信用分」
  2. 取得費及び譲渡に要した費用の額等「一般上場分」「特定信用分」
  3. 証券・銀行名等、「本支店名等」

の4つです。全て証券会社から送付される「年間取引報告書」に記載されています。

入力が完了したら、右下の「入力終了(次へ)」から次へ移ります。

株式等の譲渡所得等(計算結果確認)

次の画面では入力した内容が確認できます。

入力内容確認

確認が済んだら右下の「確認終了(次へ)」をクリックして下さい。一度「収入金額・所得金額入力」の画面に戻ります。株式等の譲渡所得等欄に所得額が自動入力されています。

確認したら右下の「入力終了(次へ)」を押して下さい。

所得控除の入力

所得控除入力

ここでは各種控除の金額を入力します。なお「給与所得」のところで、所得控除を入力している方はここでの入力は不要です(それぞれの控除額が自動入力されているため)。確認した後「入力終了(次へ)」をクリックしてください。

税額控除・その他の項目の入力

その他控除入力

その他控除があれば入力します。一般のサラリーマンの方は入力する必要が無い方が多いと思います。

計算結果確認

計算結果の確認

この画面で、納付する所得税の金額が表示されます。納付額など内容を確認して右下の「次へ」をクリックして下さい。

住民税等の入力

住民税等入力

サラリーマンの方は住民税の入力をする必要はありませんので「入力終了(次へ)」をクリックして下さい。副業をしている方や不動産投資による所得がある方は別途入力します。

住所・氏名等の入力

住所氏名等入力

ここでは、住所・氏名・性別等の基本情報や提出税務署先など入力します。2ページ入力すると、下の画面に移ります。

最終ページ

右下の申告書等作成終了(次へ)をクリックします。

申告書等の印刷

申告書等の印刷

上のページが最終ページです。画面を下にスクロールすると、印刷(PDFダウンロード)を行う申告書を選でるようになています。右下の「帳票表示・印刷」をクリックして終了です。後で修正する場合に備えて、データで保存しておきましょう。

まとめ

今回は「株の確定申告の方法と確定申告書の書き方」について解説しています。

  • 株式投資と確定申告
  • 株の確定申告に必要なもの
  • 株の確定申告書の作成方法

についてまとめています。

今回の記事のプロセスをひとつひとつ確認しながら、ぜひ自分で確定申告をやってみてください。株式投資に関心のある全ての方に役立つ記事になれば幸いです。

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