ネット証券に口座開設を済ませて投資資金を入金したらいよいよ実際に株を買えるようになります。株式投資の初心者にとってははじめての注文ですので用語や操作方法など分からないところも多いと思います。
そこで今回の記事では、SBI証券の実際の画面を使ってネット証券での株の買い方を初心者にもわかりやすく解説しています。ぜひお読み下さい。
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まずはここから!ネット証券でのはじめての株の買い方
神様!ミカもSBI証券で口座開設・入金完了です。好きなブランドの株を買いたいので操作方法を教えてください!
よしよし。では早速株を買ってみるとしようか。今回はSBI証券の実際の画像を使って教えていくからな。ちなみに、他のネット証券で口座を開いたとしてもほとんど同じ流れで応用できるから心配ない。
ネット証券の口座にログインする
じゃあミカちゃん、さっそく自分の証券口座にアクセスしてみよう。SBI証券のホームページからログインできる。
SBI証券ホームページ https://www.sbisec.co.jp/ETGate
えと、トップ画面の右側にある「お客さまサイトへログイン」ね。ここに「ユーザーネーム」と「パスワード」を入力してっと・・・。うん、無事にログインできました!
買いたい株式銘柄を検索する
ログインできたら、次は買いたい株式銘柄を検索してみよう。下の画像の上部にある「検索窓」で株式銘柄を検索してみよう。検索の方法は「銘柄名」・「コード」・「キーワード」だ。キーワードは例えば扱っている商品・サービスや業界で検索する。
ここでの「コード」とは上場企業に証券取引所から割り振られている識別番号(証券コード)のことを言います。
ミカはもう好きなブランドの株を買うと決めているので「サマンサタバサ」と入力して検索したよ!
株式銘柄の情報ページに移る
株式銘柄の検索をすると株式銘柄の情報ページに移るはずだ(下の画像)。このページには株式投資に役だつ沢山の情報が満載されているんだ。
お金の神様ではこの情報の見方を別記事で詳しく解説しています。あわせてお読みください。
お金の神様記事 株式投資の初心者の方が知っておくべき9つの株の情報の見方
上の画像で緑色の四角が現在の株価(現在値)を表示しています。オレンジの四角が単元株(売買単位)を表示しています。
ところで、株を買うのに最低でも必要な金額は以下のように計算できるんだ。
株を買うために最低限必要な金額 = 現在の株価 単元株
株を買うために最低限必要な金額 = 現在の株価 単元株
今回は株を買うから・・・上の画像の赤い四角「現物買」をクリックしてみるね!
株の買い注文を出す方法
ここから株の買い方を解説していくぞ。「現物買」をクリックすると、株の買い注文を出す画面に移るはずだ(下の画像)。
株を買う時は、まず買いたい数量を決めて入力するんだ。サマンサタバサの単元株は100株だから、100株単位で入力できるんだ。
上の画像の赤い四角のところね。じゃあ「株数」は100株と・・・
次に、株の買い注文の方法(指値・成行・逆指値)を選ぶ必要がある。後で詳しく説明するが、ここでは成行を選んでおこう。
上の画像の緑の四角のところね。えーと「成行」にチェックを入れてと・・・
そして、いつまで株の買い注文を有効にするかを決めるんだ。ここでは当日中にチェックを入れていおいてくれ。ちなみに、株式売買は注文を出しても必ず約定(取引が成立すること)するとは限らない。だから、いつまで注文を有効にしておくかを自分で決めておく必要があるんだ。逆に言えば注文した後でも取引が未成立なら、注文の取り消し・変更もできる。
上の画像のオレンジの四角ね。デフォルトで当日中だったわ。
最後に取引パスワードを入力するんだ。
OK!青の四角のところね。注文確認画面をクリック完了です!
注文内容の確認と発注
ここまで進むと下の画像のような画面になるはずだ。
えと、内容の確認ね。サマンサタバサの株を成行で100株と・・・問題ありません!
そうか、それなら上の画像で赤い四角「注文発注」をクリックすれば買い注文が完了だ!
成行・指値・逆指値 株の注文方法を解説
株の注文方法には3種類あって、「成行」「指値」「逆指値」という。それぞれについて詳しく解説していく。
株の注文方法その1 成行(なりゆき)
まずは株の注文方法の1つ目、成行から説明していく。これは「買う値段を指定せず(株価の動きの)成り行きに任せる」注文方法 なんだ。
え、値段を指定しないってことはいくらで買えるか分からないってこと?すごく高くなっちゃうかもしれないじゃん!
そうなんだ。ミカちゃんの指摘通り、買う時に値段を指定しないから高い値段で約定してしまう可能性がある。だが、逆にかなりの高い確率でその株を買えるとも言えるんだ。
そうなんだ。まあミカはこの株を買うともう決めているので成行で注文するよ。
そうだね。成行は株式投資の初心者に向いている注文方法なんだ。注文方法が簡単で取引もすぐ約定するからね。
成行のまとめ
- 成行は「買う値段を指定せず(株価の動きの)成り行きに任せる」注文方法
- 買う時に値段を指定しないから高い値段で約定してしまう可能性がある
- かなりの高い確率でその株を買える注文方法
株の注文方法その2 指値(さしね)
株の買い注文の方法2つ目は、指値だ。指値とは「買う値段を指定して注文する」注文方法のころなんだ。
ふむふむ。確かにこの方法なら「この値段より高い時はその株を買いたくない」と考えている時に「(株価が下がって)この値段より下がれば買う」という注文ができるんだね。
そのとおり。指値は、買いたい株価を好きに指定できるんだ。ただし、(指値で自分が注文した株価よし低い価格で)株を売りたいと思う人がいなければ約定しない。そのため、成行と違って約定まで時間がかかることがあるんだね。
指値のまとめ
- 指値とは「買う値段を指定して注文する」注文方法
- 「この値段より高い時はその株を買いたくない」と考えている時に「(株価が下がって)この値段より下がれば買う」という注文ができる
- 成行と違って約定まで時間がかかることがある
株の注文方法その3 逆指値(ぎゃくさしね)
最後の株の買い注文の方法が、逆指値だ。逆指値とは「ある価格以上になったら買う」という買い注文(売り注文の場合は「ある価格以下になったら売る」)のことを言うんだ。
は?株は安い時に買った方がいいはずじゃん!?なんでそんな買い注文の方法が必要なの?どんな時に使うわけ?
いい質問だ。実は、逆指値はちょっと株式投資の初心者には難しいかもしれないが、うまく使えば便利な株式投資ができるんだ。主な使い方は3つあって、1つは「この値段を超えると株価が上がっていくと思うタイミングで株を買う」、2つ目は「株式投資の損失の拡大を防ぐ」、3つ目は「株式投資の利益を確定する」ことができるんだ。
この値段を超えると株価が上がっていくと思うタイミングで株を買う
例えば、目安となるような区切りの値段を超えると沢山の人が「これから株価が上昇していく」と予想して株の買い注文が増えるような場合があるんだ。そういう場合に逆指値は便利な注文方法になる。
なるほど、その目安となる値段を指定して逆指値注文を入れれば、買いたい値段になったタイミングにうまく株を買うことができるんだね。
株式投資の損失の拡大を防ぐ
それと、これは買い注文ではなく売り注文で使う逆指値なんだけど、予想と外れて買った株の株価がどんどん下がっていった時に、ある金額以上の損失を防ぐためにも逆指値は便利なんだ。これを「損切り」と言う。
ふーん、ある値段以下に株価が下がったら売ってしまって「損失を確定させる」ってことか。確かに一度売ってその資金で他の株を買ったほうがいいかもしれないもんね。
そうだな。ただ、いつかはまた株価もあがるだろうから慌てて売らずに株を長期的に保有しておこうという考えもあるから、これは投資家の考え次第だな。
株式投資の利益を確定させる
これも買い注文ではなく売り注文で使う逆指値なんだが、予想通り買った株の株価がどんどん上がっていった後に今度は下がっていった場合に逆指値を使うことで、ある金額で「利益を確定」させることができるんだ。
そっか、「買った値段よりも高くて現在の株価よりも安い値段」で逆指値注文しておくと、株価が下がっていってその値段まで下がれば株が売られて利益が確定できるという訳ね。
その通り。株価が下がらずに上がっていけば、逆指値注文は有効にならず約定しないからその場合も問題ないんだ。
逆指値のポイント
- 逆指値とは「ある株価以上になったら買う」という方法(買い注文)
- 売り注文の場合は「ある株価以下になったら売る」という方法
- うまく使えば便利だが、株式投資の初心者にはやや難しい
まとめ
今回は、SBI証券の実際の画面を使ってネット証券での株の買い方を初心者にもわかりやすく解説しました。
- ネット証券でのはじめての株の買い方
- 成行・指値・逆指値 株の注文方法
についてまとめています。
ぜひこの記事と実際のネット証券の画面を見ながら、はじめての株の注文をしてみてください。
株式投資の初心者の方に役に立つ記事であれば幸いです。