借金返済もうムリ!人生をやり直す4つの具体的な債務整理方法

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借金の額が100万円であろうが1000万円であろうが、自分で借りてしまった借金は、なんとしても返済したいと思う気持ちはどなたでも同じでしょう。しかし、毎月の返済日になっても、なかなかお金を準備することが難しく、じわりじわりと借金の返済が滞ってしまう方も少なくありません。

最初は順調に返済をしていても、何か思いがけない事態に陥ってしまったりして、これまでの返済計画にどうしても無理がでてきてしまうと、「なんとかして借金は返済しなくては」という気持ちのほうが勝ってしまいがちです。

借金を返済するために、新たな借金をつくってしまうといったその場しのぎな悪循環をひきおこしてしまう場合も考えられます。

「残っている借金は早く完済してしまいたい」、確かにその気持ちは大切です。自分のためにお金を貸してくれた相手ですから、迷惑をかけることなく少しでも早く借金を完済してしまいたいと思う気持ちは当然でしょう。とはいえなるべく早く借金を「0円」にして、スッキリとした生活を送りたいと心の底からそう感じますよね。

しかしながら、借金返済のためにほとんどのお金を支払いに充てることが優先で、ほかのことにお金を使うことができない状態であれば、それはもうすでに何かしらの解決策を考えなければいけない時期にきています。

こんな状況であっても、あなたは借金を完済できるのでしょうか?

今回は今ある借金を減らすために効果的な債務整理について、メリットや具体的な手順をお伝えしていきます。

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①債務整理での減額は、借金返済のコツでもある

いまある借金を少しでも減らせるなら月々の返済も楽になるといった方への解決方法や、もう返済どころか生活するのも大変だという方へ、「債務整理」について概要をお伝えしていきます。

この「債務整理」という方法を利用することで、月々の借金の返済額を減額させたり借金そのものを0円もすることもできます。自分に合った債務整理をすることで、借金を完済させることも可能になる場合もあります。

裁判所による、平成21年の個人を対象とした民事再生手続きの申立件数は2万1388件だったとされています。

もし、最後までしっかりと借金を完済されることができるのなら、債務整理は「無理なく借金返済ができるコツ」といえますよね。では、その債務整理とはいったいどんな制度のことなのでしょうか。

②債務整理の具体的な方法4選

自分がいまどれくらいの借金があって、どんなかたちの返済方法なら最後まで完済できるのか?といった方や、借金の返済をするために数カ所からお金を借りていて、もう返済する力も残っていない・・、これからの生活はどうしたらいいのだろうか?といったかなり厳しい状況の方など、その債務者それぞれの経済状況で債務整理の方法は違ってきます。

債務整理の方法は4つ

■任意整理 

裁判所に書類などを提出することなく借金を減らすことができる手続きです。手続きによって減額することができた借金を、原則3年で完済させなければなりません。

■個人再生 

裁判所に書類などを提出し、借金を減らすことができる手続きです。この場合も、残った借金を原則3年にわたって完済させる必要があります。

■自己破産 

裁判所に書類などを提出し、借金を減らすことができる手続きです。この場合、「借金全額は支払わなくても良いですよ」といった免責を受けることができれば、残っている借金を返済しなくてもよくなります。

■特定調停 

裁判所に書類などを提出し、借金を減らすことができる手続きです。この手続きが認められることで、残った借金を原則3年にわたって完済させる必要があります。(比較的簡単に手続きできるため、弁護士・司法書士への依頼はせずに済み、費用を安く抑えられます。)

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いずれの場合も、そのために必要な書類を揃えて手続きをしようとするには、かなり専門的な知識が必要になります。できることなら、少しでもベストな解決方法を決めたほうが、あとあとの生活の負担も違ってきます。このほかに「過払い請求」といった方法もありますが、これは任意整理の類で、法律で定められている金利によって今まで支払ってきた借金の計算をし直しし、払い過ぎていた金利分にあたる金額を返還してもらう方法になります。テレビのCMなどでご存知の方も多いかもしれませんね。

債務整理をするべきと考えるならば、借金に強い弁護士や司法書士へ相談するのがベストです。

③生活再建を目指すなら債務整理は避けては通れない

そもそも、なぜ債務整理が必要なのか?ということなのですが、その理由として言えるのは「個人の生活再建」が大きな目的だからなのです。つまり、多額の借金で「これから先の生活もままならない」という大きな悩みを抱えている人たちには、できるだけ債務整理で借金の負担を軽くしてもらい、そこから先にある生活を「新たに再建してもらう」といった、国の救済処置になるのです。

誰でも好き好んで借金を背負っているわけではありません。しかも、生きていくうえで将来に起こりうるであろうことについて、誰も未来を予測することなんて不可能な世の中です。今日は大丈夫と思っていても、明日にはどうなるかわらないのが人生です。

そういった意味でも、日々借金の返済に追われ、ついには返済も滞ってどうにもならないと悩み、これといった解決法も見つけられずにひとりで悩み続けているくらいならば、今すぐ債務整理という解決法を利用し、生活再建を目指すべきだと思いませんか?

④債務整理の相談は無料で借金に強い弁護士や司法書士に

借金返済に困ったら、相談すべき相手は友達や親戚という方もいるかもしれません。しかし、多くの場合は誰にも相談できず、ひとりで悩み続けてどうにもならなくなってしまう人もいるようです。

平成26年「4,144人」

この人数は、なにを示している人数なのか知っていますか?これは、経済的な理由によって自らの命を絶ってしまった方々の人数です。(内閣府の統計数)

悲しいことに、これだけたさくんの方々がお金のことで悩み亡くなられたという統計結果の人数です。この方々のなかで、借金の債務整理をすればなんとか頑張れたかもしれないという人が、何人かはいたかもしれません。

借金の相談は借金に強い弁護士や司法書士にする

自分や家族を守っていくためにいま出来ることは、借金に強い専門家である弁護士や司法書士に相談することです。彼らの持っている知識を借りて、少しでも早くつらい借金の悩みを解決すべきです。ひとりで悩んでいても、なかなか解決できそうもないのなら、勇気をもって法律の専門家である弁護士や司法書士に相談してみましょう。きっと、自分に合った解決法を提案してくれます。

無料で相談できる法律事務所を利用する

ありがたい事に、このように借金の返済に困っている場合でも、無料で相談できる法律事務所という場所が全国に数多く存在しています。

頼れるような弁護士や司法書士の知り合いがいないようであれば、最寄りの弁護士事務所に相談に行くことをおすすめします。この場合、いきなり「借金の相談がしたい」と弁護士事務所に行くのではなく、最初にしっかりと電話で事情を説明してから相談の予約をします。

この時、その弁護士事務所で無料相談を受け付けているのかどうかも問い合わせてみるべきです。費用のことを調べてから相談しに行くほうが、安心して借金の悩みを打ち明けられるでしょうから、この点はじゅうぶん注意して予約をするのが良いですね。

現在は、パソコンやスマートフォンからでも弁護士事務所で無料相談ができる場所をインターネット検索できますが、しっかり調べてから相談の予約をしないと後で後悔する場合もありますから、気をつけて選ぶようにしましょう。

弁護士費用すら用意できないなら法テラス

借金の悩みを相談すべき場所は、無料で相談できる弁護士事務所がベストだということはわかるけど、その後に必要になってくる弁護士費用はどうしよう・・。そこまで悩んでいるなら「法テラス」に相談することも検討してみましょう。

「法テラス」というのは、借金などの法的に解決しなけらばならない問題をスムーズに解決してくれるようにサポートしてくれる、国が設立した法律の総合案内所といったイメージのところです。「民事法律扶助制度」という公的な制度で、借金などで苦しんでいる相談者の収入の金額や資産をあわせた財産を計上し、その基準となるものをベースに債務整理をすることができる、債務者にはありがたい制度を利用し手続きをしていきます。この公的な制度をすれば、一般的な法律事務所に依頼するよりも、だいぶ費用を抑えることが可能になります。

個人の法律事務所であっても、この「民事法律扶助制度」を利用して手続きをしてくれるところもありますが、この場合、自分でいちいち調べなければいけません。しかし、法テラスであれば、この制度を利用して手続きをしてくれる弁護士や司法書士を、地域別に探すことが簡単にできます。もしも、弁護士費用のことが心配で借金の相談を迷っているのなら、ぜひ法テラスへ連絡してみることをおすすめします。

法テラスの公式ページ

⑤債務整理をしたあとに注意すべきこと

借金の債務整理をしたあとに、注意すべきことがあります。それは、これで借金がなくなったという油断した気持ち、借金の支払いが楽になったからまた少しだけ借金しても大丈夫だよね・・といった楽観的な気持ちにならないで欲しいということです。

せっかく、あれだけ辛かった思いから解放されたというのに、ちょっとした油断からより苦しい状況に立たされてしまったら、今までの苦労が水の泡です。債務整理に同意してくれたお金を貸してくれた債権者や、債務整理に心強いポートをしてくれた弁護士や司法書士の気持ちも考えてみましょう。

ここまでくるのに、多くの人たちの時間や労力を使ってもらったのです。それを、ちょっとした甘い気持ちで壊してしまってはまるで意味がありません。こらから人生をやり直そうという気持ちで心を決めた債務整理だったはずですから、手続き後の自分の心の在り方をしっかりと持つことはとても大切なことです。

二度と同じ過ちを繰りかえすことのないように、しっかりとした強い気持ちを持ちましょう。

本記事のまとめ

借金の返済に困って、誰にも相談することもできずにひとりで悩んでいる方へ「債務整理」という4つの解決方法があることを紹介しましたが、参考になりましたでしょうか。

法律的なことなど全く知らなくても、全国どこにでも私たちを助けてくれる法律の専門家がいます。そして、必ずや自分に最適な提案をしてくれるでしょう。自分ひとりではどうにもならず、人生のどん底を味わい続けるのは肉体的にも精神的にもかなり辛いことです。少しでも早く、安心して新しい生活を再建させるために、勇気をだして人生の大きな第一歩を踏み出してみましょう。

この記事を読んで、少しでも役に立ってもらえたら幸いです。

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