大学はなにかとお金がかかる教育機関です。
1校受験するだけでも3万円以上のお金がかかりますし、受験に合格し大学入学を決めたら入学金と学費を払わなければなりません。
一般的には合格後、数週間以内に入学金を収めなければ大学に入学できる権利が消滅してしまいます。せっかくお子さんが努力されて合格したのですから何がなんでもお金を用意しなければなりません。
比較的安いと言われる国公立の大学でも入学前に約60万円(入学金約30万円+前記授業料約30万円)はかかりますし、私立だと約100万円はかかります。
本記事では、入学金と学費をどうにしかして払うためにできる対策をご紹介しております。
ご自身の状況にあった方法を選んで、清々しく大学の入学式に望んでいただけたらと思います。
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最初に知っておいて欲しい教育ローンと奨学金の違い
奨学金と教育ローンの違いについてカンタンにまとめました。
最初にこのように違いがあるとざっくりとでいいので理解してください。
教育ローン | 奨学金 | |
借りる人 (返済主) |
親(保護者) | 学生本人 |
借りる方法 | 入学が決まったら一括で振込 | 入学後に毎月振込 |
借りれる金額 | 最大350万円 (留学資金の場合は450万円) |
毎月 3~12万円 |
金利 | 2~8% (借りた直後から発生) |
0~3% (卒業後から発生) |
返済開始 | 借りた翌月から (ただし在学中は金利のみの返済でもOK) |
卒業後から |
主な用途 | 入学金、初年度納付金※ | 学費 |
※初年度納付金とは入学金+初年度の学費+施設使用料の合計のことです。国公立大学でも80万円~90万円、私立大学文系なら約120万円、私立大学理系なら約150万円かかります。
ただし、学費は半期づつの納入でもOKの場合がほとんどですので、入学前に用意しなければならない金額は国公立大学でも55万円~65万円、私立大学文系なら約90万円、私立大学理系なら約100万円です。
①【入学金、初年度納付金対策】1月に受験料を支払ったらやるべき国の教育ローン(日本政策金融公庫)の申請
国の教育ローンの主な特徴
- 大学に合格したら借りれるので、入学金や初年度納付金対策に最適
- 最大350万円借りれる
- 金利は2%程度
- 在学中の返済は金利のみの支払いでもOK
- 返済している分は2年目にまた借りることもできる
- 申し込みから融資までに数週間かかるので、早めの申込がオススメ
合格して入学が決定した後、合格証明書などを提出することで借入を受けることができるので、借りる必要がなかったら融資を断ることもできます。「合格して入学金の融資を受けよう!」と思ってから国の教育ローン(日本政策金融公庫の教育ローン)を受けようと思っても申込から審査、融資の実行までに最短でも数週間かかることが多いため、早め早めの申込が必要です。
まずは申し込んでおいて、利用するかどうかは大学合格後に考えればいいでしょう。
申込は5分でカンタンに終わります。来店不要です。
教育一般貸付(国の教育ローン)|日本政策金融公庫
https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/ippan.html
②【入学金、初年度納付金対策】国の教育ローン(日本政策金融公庫)の審査に落ちてしまったら
国の教育ローンは金利が低いのですが、やや審査は厳しいと言われてます。
申し込みから5日程度で審査結果はでますので、国の教育ローンの審査に落ちてしまったら、銀行系の教育ローンや信販系の教育ローンを検討しましょう。
銀行系の教育ローンでおすすめな住信SBIネット銀行MR.教育ローン
MR.教育ローンの主な特徴
- 大学に合格したら借りれるので、入学金や初年度納付金対策に最適
- 10~1000万円借りれる
- 金利は3~4%程度
- 5年間は利息のみの支払いでもOK
- 申し込みから融資までに1週間程度
銀行系教育ローンの中でも1番金利が低く使いやすいのが住信SBIネット銀行MR.教育ローンです。
- 銀行系教育ローンで最低金利(年1.775~3.975%)
- SBI証券を作るだけ(無料)で年0.5%金利ダウン
- 進学先が未定でも審査可能。決定したらすぐ借りれる
- 予備校目的、浪人目的でもOK
- 入学金を払った後に、お金が足りない場合でも借りれる
という非常に便利な教育ローンです。
国の教育ローンに審査に落ちてしまったり、すでに国の教育ローンに申し込んでいて追加でお金が必要な時にもおすすめです。
住信SBIネット銀行MR.教育ローン
https://contents.netbk.co.jp/pc/campaign/lp_mloan_kyouiku.html
銀行系カードローンにも落ちてしまったら学校提携ローンなどの信販系教育ローン
学校のパンフレットや合格した時に届く書類に入っている教育ローンのチラシは最後の手段です。
1番審査が易しいですが、金利がかなり高め。完済する頃には100万円以上も国の教育ローンよりも多く払わなければならなかったという場合もありますので、最後の手段に残しておきましょう。
すでに信販系教育ローンで借りてしまってる方などは上記でおすすめした住信SBIネット銀行MR.教育ローンは、借り換えにも対応していますので借り換え目的で申し込んでみることをオススメします。
③【入学金、初年度納付金対策】時間がない!数日~即日でお金を用意するなら
大学に合格をして、入学金を払おうと思った時に急なトラブルなどでお金がなくなってしまった等の場合はどうしたらいいでしょうか?
2週間程度の余裕があれば、教育ローンを利用することも可能ですがもう本当に時間がない場合にもできることがあります。
即日でも借りれるカードローン:最短即日で借りれるアコム
もう入学金の期限があと数日まできているのあれば最短60分で借りれるアコムをオススメします。
アコムは
- 最短30分審査で最短60分で借りれる
- 平日夜、土日祝日でも最短60分融資
- 安心の三菱UFJフィナンシャルグループ
- 金利も他社に比べてやや低い
- コンビニなどのATMでの返済、借入手数料無料
- 来店不要で郵便物もなしにできる
という優れもののカードローンです。
ただし、教育ローンなどに比べると金利が高いのでなるべく早く返すようにしましょう。
最短30分審査で最短即日融資!アコム
https://www.acom.co.jp/p/lp/cashing/10/index.html
カードなし!審査が最短15秒でわかるレイクALSA
グループのレイクALSAはカードいらずでスマホだけで借りることができる非常に便利なカードローンです。『レイクALSAでは2020年12月23日(水)
8時10分〜21時50分の時間帯なら最短15秒で審査がわかるというのも非常に便利です。
最短15秒審査でカードレスのレイクALSA
http://lakealsa.com/landing/index.aspindex
一週間程度は時間があるなら:楽天銀行スーパーローン
多少の時間的余裕があるなら楽天銀行スーパーローンをオススメします。
教育ローンの金利よりもちょっと高い程度。
さすがに国や銀行の教育ローンよりは金利は高いですが、信販系教育ローンよりも低金利というスグレモノです。
審査は最短翌日で終わりますが、借入までは最短でも4~5日程度かかりますので、多少に時間的な余裕がある方におすすめです。
銀行から借りよう!楽天銀行カードローン
https://www.rakuten-bank.co.jp/loan/cardloan.html
④【入学金、初年度納付金対策】親族や友人からスムーズにお金を借りる方法
なんらかの事情があってローンが組めないけれど、どうにかして入学金、初年度納付金を用意しなければならない!
そういった時の最終手段は親族や友人にお金を借りることです。
とはいえ、ただ単純に「入学金が払えないからお金を貸してくれ」というのは気が引けるもの。
必ず借りたお金を返すと約束するために、
- 借用書を作る
- しっかりと返済期日や返済方法を決める
- 低利でもしっかりと利息を払う
といったことは最低限取り決めたほうがよいです。
下記が非常に良い記事ですので、親族や友達からお金を借りる時は参考にしてください。
無効にならない借用書の書き方!金銭トラブル防止に借用書は必須
⑤【学費対策】奨学金を借りる
入学金を支払って、無事に大学に入学できたとしても半年に一回は学費を払わなければなりません。
半期授業料 | |
国公立大学 | 267900円 |
私立大学(文系) | 約37万円 |
私立大学(理系) | 約52万円 |
最低でもこのくらいの金額は半年に一度は用意しなければならないのです。
学費のためにできる対策の王道は奨学金です。お金が必要な場合、奨学金が何よりも優先されます。
奨学金は
- 超低金利
→奨学金の種類にもよりますが、無金利で借りることも可能ですし、金利が発生したとしても最大年3%の低金利です。 - 在学中は無利息
→金利が発生する奨学金でも在学中は無利息。無駄な金利はかかりません。 - 在学中は返済しなくてよい
→返済は卒業してからでOKです。勉強に専念することができます。
といったメリットがあり、大学で勉強するなら借りない意味がないというくらい優れた借金方法です(もちろんお金が足りない場合の話です)。
奨学金を借りる場合は、在学している高校か、大学入学後であれば大学に問い合わせて利用方法を訪ねてみてください。
参考:奨学金 – JASSO
⑥【学費対策】10月までにお金を作る
入学金と前記の学費をキチンと支払ったら後期授業料の払うまでに約半年の時間があります。
奨学金や教育ローンだけで授業料がまかなえそうにないなら下記の記事を参考にしてお金を作ってみてください。
あなたに適した方法が必ずあるはずです。
お金がないので今すぐお金を作る?稼ぐ?借りる?増やす?108の方法
⑦【入学金、学費対策】新聞奨学生になる
新聞奨学生というものをご存知でしょうか?
在学中に新聞配達をする代わりに、新聞社が学費を肩代わりしてくれる制度です。
主なメリットは
- 入学前に貸付を行ってくれる場合もある
- 学費の心配がいらない
- 毎月給料も支給される
- 交通費や寮の提供もある
- 食事付き
といったものがありますが、
- 朝2時30分~7時はほぼ毎日仕事
- 15時~17時まではほぼ毎日仕事
- 集金業務を任される場合も
- 午後の授業に出れない場合もある
といったデメリットもあります。
「進学される大学の都道府県+奨学生」で検索してみると制度がでてきますので、検討してみましょう。
まとめ 大学費用対策は様々な手段がある
日本は教育にとても力をいれている国の1つです。
お金がないと思っても様々な対策がありますので、諦めずに本記事の対策を一つ一つこなしていってください。
今春を清々しく迎えることができるように祈っています。
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